社員インタビュー

昭和初期建築のホールの改修など
難しい工事もありますが、
その分、大きな達成感を味わえます。

設備営業部

砂川 秀樹


建物を改修する際に発生する、消火設備の入れ替え工事などを担当。

私が入社したのは今から32年前のこと。沖縄から出てきて名古屋市内の建築設備関連の専門学校で学んでいたのですが、消火設備という特殊な分野の仕事に魅力を感じ、これまで学んだ知識を活かして活躍できればと思って入社を決めました。

消火設備の工事は、新しい建物を作るときだけでなく、建物を改修する際にも発生します。例えば、建物内の内装を変更する際には、干渉する既存設備を一旦撤去し、その上で新たに必要となる空調・衛生設備の中で消火設備の施工管理をしています。
私の場合、新築の案件に携わることもありますが、現在は圧倒的に既設の工事を担当することが多いですね。

既設の工事は、細かな部分に神経を使います。百貨店などの商業施設を改修する場合、フロアには高級ブランドの服やバッグなどが並んでいることも多いです。そのままの状態で工事を進めることになるため、埃や配管内の水で商品を汚したりしないようにあらかじめビニールシートなどで養生するなど、事前の段取りが必要になるのが大変ですね。






昭和初期に建築された名古屋市内のイベントホールの改修にも携わる。



つい最近手掛けたのが、名古屋市内の歴史あるイベントホールの改修工事です。館内の設備をリニューアルすることになり、私たちが消火設備の工事を全面的に担当しました。建物自体がかなり古く、それを残しながら今の法律をクリアするのが大変でしたね。デザイン性を重視しながら、いかに設備を収めるのかを考えないといけないわけですが、なかなか思い通りには進んでいきません。消火設備のプロとして最適な取り付け場所をご提案しても、意匠上難しかったりすることもありました。

時には消防署に直接出向き、消火設備の配置案を何パターンか作り相談して消防署の検査時に指摘が出ないように、関係各所と打ち合わせを重ねながら落としどころを探ることもあります。なかには難しい案件もあるわけですが、その分、やり遂げた時の充実感も大きいですね。





自分が書いた施工図面を元に、現場が組み上がっていくのが面白い。

仕事で大切なのは、現場の仲間たちとのコミュニケーションです。まずは名刺を配り挨拶廻り、電気施工業社、空調施工業社等の施工管理者さんなどに顔と名前を覚えて頂くことです。現場では私の方から積極的に声をかけるようにしています。「おはようございます」「お疲れ様」といったやり取りを重ねているうちに、向こうからも声をかけてくれるようになり、自然とお願い事や現場での調整事項も頼みやすくなります。

この仕事の面白さは、自分で施工図を書き、それが現場に反映されるところです。スプリンクラーや空調、電気といったさまざまな設備を、決められたスペースにうまく収めることができた時は快感ですし、徐々に工事が進んでいき、最後の消防検査で放水テストを見届けた時には達成感がありますね。


一日の流れ

  • 08:00

    朝礼

    担当する現場に足を運び、協力会社さんなどと一緒に朝礼を行います。

  • 08:30

    作業員さんと打合せと指示依頼

    工事を行う作業員さんへの指示を出したり、今後の工程等段取りなどを話し合ったりします。

  • 12:00

    午後の打ち合わせ

    午後に行う工事について、お客様や作業員さんなどと打ち合わせを行います。

  • 15:00

    翌日の打ち合わせ

    今日1日の進捗状況を確認し、翌日の作業について打ち合わせをします。

  • 17:00

    退勤 ※残務が無い場合・商業施設などの場合は夜間作業となります

    現場の作業を見届け、1日の仕事が終わります。